藤森照信のクラシック映画館

著 藤森照信 / 写真 中馬聰
2019年9月10日発行 A5変型判・232頁 本体2,500円+税

















藤森照信はタンポポハウスやニラハウスなどで
有名な建築家で、かなり原始的な印象を受ける
特徴の強い建物も設計している。

建築史家としての側面もあって、「看板建築」という
言葉も彼が生み出した。
街の映画館がもつ独特の形態についての
歴史的な考察、といった感じで、少し読むのに
我慢がいる本書だが、帯に宮崎駿が寄せた文章のように
あの頃の人々が何を感じ、どうしていたかが
なぜか察せられる。
中馬聰さんの写真の力かもしれない。

映画館建築、という、いまは新築されることも少なく、
これからもう増えることもないだろう建物のありようを
もう少し見つめていようと思う。
せっかく、“映画館通り”のある街に住んでいることだし。