本屋さんしか行きたいとこがない

岬書店(夏葉社)
島田潤一郎
2020年6月25日発行 B6判・144頁 本体1,000円+税

















書籍は、一年で7万点を超える数の新刊が発行される。
毎日一冊読み終えても190年以上かかる。
一年で発行された本を全部読み終えるのに
寿命以上の時間が要るのである。

それほど膨大なほとんど全ての商品が、
日本中どこの本屋でも取り扱いできる。

地域の書店の規模で言えば、
在庫数約10万冊だと大きめと目されるが、
そういう書店の規模でも、新しい順に
1冊だけ置いたとしてもたった1年半で
棚がめいっぱいになってしまう、ということになる。
だから書店ごとに棚に置く書籍は選ぶのである。

その選び方に、地域柄やお店の方針、
店長さんや棚担当の店員さんの人柄が出る。
そこに本屋さんの面白さがある。

行ってみて、並んでいる本の背表紙を
ゆっくり眺めるだけでも楽しい。
書肆みず盛りも、そういう本屋でありたい。
本書の感想ではないようだが、
読んでみたあとの正直な気持ちである。